| ○穴窯と登り窯 〜丹波焼のできるまで〜
1.土づくり
採集した土から、ふるいにかけたり水槽に入れて漉したりして、不純物を取り除きます。
そして、均一な土になるように丹念に「土もみ」をします。
この工程を充分にしないと、ヒビ・ひずみの原因となりますので、丹念に土を練ります。
2.成形
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丹波焼は左周りのロクロを使用するのが特徴です。
これは桃山時代(約400年前)に伝わった方法を継承した、伝統的な技法です。
型の複雑なものは、石膏型を使用したりします。そのほかに、手びねり成形などがあります。
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3.削り・乾燥
粘土性の残っている間に、高台削り・外側削り・縁仕上げ等の細かい仕上げをします。
急須のつまみや、香炉の足つけ等もこのときに行います。
室内にて一週間程度、乾燥させます。
4.素焼
充分に乾燥させた後、750度〜900度で一度焼成します。
これは釉薬が素地によく掛かるようにするためです。
5.釉掛け
釉薬(うわ釉)をひとつずつ丁寧にかけます。主な釉薬は、鉄釉・土灰釉等です。
素焼に掛けるほか、成形後の生乾きに釉薬を掛ける、生掛けと云われる方法もあります。
6.本焼き
登り窯に薪(主に赤松)をくべて温度を高め、1,250度〜1,400度の高温で、焼成します。
創業時の丹波焼では、穴窯で焼成されました。
山の傾斜地に溝を掘って粘土などで固め、天井を築いて土をかぶせただけの、簡単なものです。
この穴窯は狭く、焼成量は僅かでした。そして、焼き上がるまでの時間も長かったのです。
丹波焼の特徴である登り窯は、17世紀初め頃に、朝鮮から伝えられました。
登り窯は山麓の傾斜地に基礎を作り、日干しレンガ(まくら)を半円形に積んで築かれます。
長さはまちまちですが、現存する最古の登り窯は、長さ47メートルもあります。
登り窯は、焼き物を焼く焼成室(ふくろ)が複数あり、焼成量は格段に増えました。
焼成時間も短くなり、丹波焼は画期的な進歩をとげたのです。
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