丹波焼とは 窯元やまの 陶芸教室 地図・アクセス

◆丹波焼とは

 丹波焼(たんばやき)とは、ここ丹波立杭で作り続けられてきた焼き物です。
 その歴史や特徴、魅力の一端をご説明いたします。

○日本六古窯のひとつ 〜丹波焼の歴史〜

丹波焼(たんばやき)の歴史は古く、平安時代末期から鎌倉時代初期まで遡ります。
瀬戸・常滑・信楽・備前・越前、そして丹波焼は、日本六古窯と呼ばれ、800年以上の歴史を持っています。

起源の頃の丹波焼は、窯の中の炎と灰により、自然の光沢を帯びた重厚な美しさをたたえ、「古丹波」として世に知られています。
時代が進み、桃山の終わりには釉薬を使った陶器がよく見られるようになりました。
江戸時代には多くの素晴らしい作品が生み出されました。


○穴窯と登り窯 〜丹波焼のできるまで〜

1.土づくり
  採集した土から、ふるいにかけたり水槽に入れて漉したりして、不純物を取り除きます。
  そして、均一な土になるように丹念に「土もみ」をします。
  この工程を充分にしないと、ヒビ・ひずみの原因となりますので、丹念に土を練ります。

2.成形
丹波焼は左周りのロクロを使用するのが特徴です。
これは桃山時代(約400年前)に伝わった方法を継承した、伝統的な技法です。

型の複雑なものは、石膏型を使用したりします。そのほかに、手びねり成形などがあります。

3.削り・乾燥
  粘土性の残っている間に、高台削り・外側削り・縁仕上げ等の細かい仕上げをします。
  急須のつまみや、香炉の足つけ等もこのときに行います。
  室内にて一週間程度、乾燥させます。

4.素焼
  充分に乾燥させた後、750度〜900度で一度焼成します。
  これは釉薬が素地によく掛かるようにするためです。

5.釉掛け
  釉薬(うわ釉)をひとつずつ丁寧にかけます。主な釉薬は、鉄釉・土灰釉等です。
  素焼に掛けるほか、成形後の生乾きに釉薬を掛ける、生掛けと云われる方法もあります。

6.本焼き
  登り窯に薪(主に赤松)をくべて温度を高め、1,250度〜1,400度の高温で、焼成します。
  
  創業時の丹波焼では、穴窯で焼成されました。
  山の傾斜地に溝を掘って粘土などで固め、天井を築いて土をかぶせただけの、簡単なものです。
  この穴窯は狭く、焼成量は僅かでした。そして、焼き上がるまでの時間も長かったのです。
  
  丹波焼の特徴である登り窯は、17世紀初め頃に、朝鮮から伝えられました。
  登り窯は山麓の傾斜地に基礎を作り、日干しレンガ(まくら)を半円形に積んで築かれます。
  長さはまちまちですが、現存する最古の登り窯は、長さ47メートルもあります。
  登り窯は、焼き物を焼く焼成室(ふくろ)が複数あり、焼成量は格段に増えました。
  焼成時間も短くなり、丹波焼は画期的な進歩をとげたのです。



○自然釉〜丹波焼の魅力〜

飾り気のない、素朴で渋みのあるかたち・色合いは、体裁よりも実用性を身上とする生活雑器として作られた、その起源のころから変わりません。
ですが、登り窯で焼成されるうちに、松薪の灰がふりかかり、釉薬ととけあって「灰かぶり」というくすんだ緑色の模様を自然にまとう丹波焼は、時に芸術品としても鑑賞されてきました。

日本民芸館の創設者である柳宗悦氏や、イギリスの有名な陶芸家であるバーナード・リーチ氏などにより、国内外で紹介され、日常用品として美術品として多くの人たちに愛されています。


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